冬になるとつい外に出るのが億劫になり、気づけば運動不足……。
そんな季節にぴったりのアクティビティが、仙台市からほど近い「名取丘陵」でのハイキングです。
仙台市の南側、村田町と名取市にまたがるこの丘陵地帯は、標高100〜300mほどと無理なく歩ける高さでありながら、地形が複雑で自然豊か。季節風の影響を受けにくく、冬でも穏やかな気候に恵まれているため、心地よく身体を動かすことができます。

今回のコースは、愛島台登山口から増田川の源流地帯をめぐる周回ルートです。
谷を渡り、小さな尾根をいくつも越えながら、静かな源流の森を歩くことで、自然の息づかいを間近に感じられます。
地図を見て現在地を確認しつつ進むルートなので、ただ歩くだけでなく「地形を読む」楽しさも味わえるのが魅力です。
体力的に無理はありませんが、変化に富んだ地形を歩くため、しっかりとした登山靴でのご参加をおすすめします。

このハイキングは、過去に道迷いを経験した方や、初心者を案内する機会の多い方、単独で山に行くことが多い方にもぴったりです。コンパスや地図を持っていても使い方に不安がある方、GPSアプリを使いながらも見方がわからなくなった経験がある方にとっても、実践的に学べる良い機会になるでしょう。

冬のやわらかな日差しを浴びながら、名取丘陵の穏やかな風景の中で、心も身体もリフレッシュしませんか。自然の中を一歩一歩進むたびに、きっと新しい発見と充実感があなたを包んでくれるはずです。

■　ツアー内容

・地図上での現在地確認をしつつ、増田川の源流地帯を巡ります。
・地図読みの基礎：等高線や地形図を見ながら、現在地を正確に把握する方法を学べます。
・コンパスの使い方：進行方向の確認や、地図との照合など、登山で役立つコンパスの基本操作を実践的に身につけられます。
・ルートファインディング（道探し）のコツ：尾根や沢を越えながら、実際の地形を読み取りつつルートを判断する力を養えます。
・冬の安全登山の心得：気温や路面状況に応じた歩き方、服装、装備の選び方を実際の環境で体験できます。

■　こんな方に

・道迷いの経験がある
・初心者を連れて行くことが多い
・ソロ(単独)登山の機会が多い
・コンパスや地図は持って歩くが、使い方がイマイチわからない
・GPSアプリを使っているが、見かたがわからなくなることがある

■　持ち物

□ レインウェア
□ 防寒着
□ プレート式コンパス
□ ヘッドランプ
□ 筆記用具
□ 昼食
□ 行動食
□ 保温用ボトル
□ 飲料
□ 応急用具＆常備薬
□ ザック25ℓ程度

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■ 講師

■一柳 淳夫
・石井スポーツヨドバシ仙台店所属登山ガイド
ニックネームは「ひとつガイド」

マイブームは、里山を海から自転車で登る「里山シートゥーサミット」や、登山情報や登山道のない標高1000m程度の山を登る「バリエーション里山登山」。最近は、源流域でのテンカラ釣り・山菜採り・キノコ採り、山へ行かない日は、燻製作り、キャンプ料理など。
足掛け30年にわたる登山経験で培った安全技術を講習会に活かします。