地図とコンパスをマスターして安全登山！

山岳遭難の原因のうち約4割が道迷いと言われています。
どれだけ便利な地図アプリがあろうとも道迷いは減っていません。デジタルガジェットの電池切れや故障を起因とした遭難も起きています。そうした場合を考えるとやはり紙の地図とコンパスでナビゲーションテクニックは山では欠かせません。
分岐や、コースに不安を覚えたときスマホではなく、まず地図を見る習慣をつけてみませんか？
今回は陣場高原下から入山し、実際に山の地形を観察して現在位置を推測したり、分岐ではコンパスを使って進む方角を調べてみます。
とても難しそうですが、感覚をつかむと意外と簡単！
まずは山で地図を出して周りの地形と見比べてみましょう！
今回のコースの見どころはなんといっても三角点！
明治時代に入り、近代的な地図を作成する測量のために「三角点」のネットワークが構築されました。
今回のコースには約120年以上前に設置された御料局三角點（通称宮標石）というレアな三角点を筆頭に、三等三角点と四等三角点を回ります。
三角点を押えると、もっと地図の仕組みがわかりやすくなります。



小仏城山名物の城山茶屋のなめこ汁とおでん　※講習中の飲酒は下山まで我慢をお願いします

【ツアー内容】
相模湖駅からスタートし明王峠を経由して堂所山（731ｍ）のピークを目指します。こここからは地形だけでなく遠くの展望や人工物にも着目してナビゲーションを行います。
見通しの良い景信山と小仏城山のピークを越え、下りの尾根道では細かい地形の表現や分岐の方角に注意しながらナビゲーションを行っていきます。
・地図の基本の読み方
・コンパスの使い方
・地図の整地
・ルートファインディング
※当日の状況に応じてコースを変更することもございます

【立ち寄り湯♨情報】
帰りに入浴をご希望の方は高尾駅から京王高尾線高尾山口下車で立ち寄り湯可能。
「京王高尾山温泉 極楽湯」（土日祝日1300円/平日料金1100円）

【こんな方に】
安全登山を学びたい方
これから登山を始めたい方
地図の読み方を学んでみたい方
街道歩きに興味のある方
お城や歴史に興味のある方
道に迷いやすい方


【持ち物】
<日帰り登山装備一式>
□ レインウェア上下
□ 防寒具（ダウンやフリースなど）
□ 登山靴　※足首まで覆われたミッドカット以上のものを推奨
□ 防寒グローブ
□ 帽子
□ サングラス
□ バックパック
□ ザックカバー
□ スタッフバッグ
□ ヘッドライト＆予備電池　
□ トレッキングポール
□ 飲み物1.5L
□ 行動食
□ 救急用具（三角巾・38ｍｍホワイトテープ・エマージェンシーシート・絆創膏など）
□ ビニール袋
□ トイレットペーパー
□ 地図　国土地理院1/25000地形図「与瀬」防水処置を忘れずに　※ご用意できない方は昭文社山と高原地図「高尾・陣馬」をお持ちください
□ プレート式コンパス
□ 筆記用具　シャープペン　蛍光ペン黄色　蛍光ペン赤色






【ガイド紹介】
平林 高志
石井スポーツアドベンチャーズ所属　登山ガイドステージⅡ　JMSCA山岳コーチⅠ　アルテリアプロフェッショナル
歴史好きが高じて山城にハマり、いつの間にか山にもどっぷりハマる。中学生からテントを持ち徘徊し始め、高校生から競技登山の道へ。日本山岳耐久レース（ハセツネ）20回完走。マウンテンバイク、トレイルランニングから冬山まで登山全般をこなす。








【持ち物リスト】をご確認ください。