大日ヶ岳（だいにちがたけ）は、標高1,709mの高鷲スノーパークに位置し、白山や北アルプスを一望できる大パノラマが魅力です。

※画像はイメージです。

この山は、豊かな積雪量と多彩な雪質が特徴で、新雪のパウダースノーからザラメ、アイスバーンまで、さまざまな雪の状態を経験できます。そのため、雪山初心者からベテランまで、安全に技術を磨くのに理想的な環境が整っています。

ゲレンデのトップから少し足を伸ばすだけで、白銀に輝く広大なブナの森へと足を踏み入れることができ、静寂な冬の森を歩く特別な体験ができます。霧氷が輝く木々、雪の上に残された動物の足跡など、冬にしか出会えない自然の表情を楽しみながら、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

また、山頂からは白山をはじめとする壮大な山並みが広がり、澄み切った冬の空気の中での絶景は格別の感動を与えてくれます。

高鷲スノーパークは、ゴンドラを利用することで効率的に標高を上げることができ、体力に自信のない方でも比較的楽に雪山を楽しむことができます。装備や目的に応じて多様なスタイルで楽しめるため、幅広いレベルの登山者に対応しています。

冬山ならではの魅力に加えて、ガイドツアーでは、雪山の注意点、アイゼンの脱着・歩行方法、ピッケルの使い方など、安全に雪山を歩くための基礎技術を中心に講習します。これから雪山を始めたい方や、基礎を学び直したい方に最適な場所で雪山登山のレベルアップを目指しませんか！？

■ 講習内容

1. 雪山登山の前提知識
雪質（新雪、硬雪、アイスバーンなど）の違いとリスク
雪山のリスクを理解する
低体温症、凍傷、雪崩、滑落、視界不良など

2. 雪山での身の回りの準備・行動
身の回りのこと
防寒着の調整（レイヤリング）
休憩・水分補給・エネルギー管理

手袋での作業
細かい操作の難しさを理解
グローブをつけたままアイゼン装着や道具操作を練習

3. 雪山歩行技術
アイゼンの履き方
正しい装着、フィッティング確認
歩き方の基本
フラットフッティング（足裏を平行に置く歩き方）
キックステップ歩行
前爪や靴先で雪面を蹴り込む歩行法

アイゼン歩行
斜面に応じた前爪・横爪の使い方
トラバース（横歩き）の基本

4. ピッケルの使用技術
ピッケルの使い方
登り・下り・トラバース時の持ち方
支点やバランス補助としての利用
セルフアレスト（滑落停止）
滑落を想定した訓練
ピッケルを素早く雪面に突き立てる動作

■ こんな方に

・前爪アイゼンやピッケルを使った本格的な雪山に挑戦したい方
・一人での雪山登山に不安がある方
・雪山の歩き方や装備についてプロから学びたい方
・雪山装備を揃えたので実際の山で使ってみたい方
・将来、雪の八ヶ岳やアルプスに挑戦したい方

■ 持ち物

基本装備
□ オーバージャケット・パンツ
　※レインウェア上下で代用可
□ ロングゲイター
　※3季用で代用可
□ 防寒具（ダウン・フリース・ネックウォーマーなど）
□ 登山靴（冬靴推奨）
　※3シーズン靴で代用する場合は、防寒対策＋アイゼン対応のもの

雪上装備
□ 10〜12本爪アイゼン（必携）
□ チェーンスパイクまたは軽アイゼン（6本爪）
□ ピッケル（リーシュ付）
□ トレッキングポール（雪用リング付き）

防寒装備
□ オーバーグローブ（防水）
□ インナーグローブ（予備含む）
□ 防寒帽（耳が覆えるタイプ）
□ サングラス・ゴーグル

携行品
□ ザック
□ ザックカバー
□ スタッフバッグ
□ ヘッドライト＆予備電池
□ 飲料（凍結防止に保温ボトル）
□ 行動食（凍らない工夫を）
□ 救急用具
□ 日焼け止め
□ ビニール袋
□ トイレットペーパー・携帯トイレ
□ 保険証・常備薬
□ 地図・コンパス
□ 筆記用具
□ ココヘリ（所持者のみ）

事前にツアーに必要な装備品をご検討の場合には、直接名古屋店へご来店もしくはお電話ください。

＜雪山が安全に楽しくなる名古屋店講習＞
11/9(日)・11/23(日)・12/6(土)・12/14(日)雪山装備の選び方講習


・12/11(木)登山者向けお天気講習　冬山編

■ 同行者

■平井 淳士
石井スポーツ名古屋店店長 JMJA登山ガイドステージⅡ JAFTスポーツシューフィッター
小さい頃から、大学まで野球少年でしたが、いつの間にか登山の世界へ。
きっかけは初めて登った立山があまりにも感動的で。
今では登山にクライミング・冬は、アイスクライミングやバックカントリーまで1年を通して山を楽しんでいます。
安全に山を楽しんでいただくために、色々お伝えさせていただきます。

■ 注意事項

●安全にかかわる装備品をお忘れの場合には当日ツアー参加をご遠慮いただく場合がございます。
●装備品は過不足なく必ずお持ちいただきますようお願いいたします。
●当日の天候やルートの状況、交通機関の乱れ等により、安全を考慮し同行者(ガイド・講師)の判断により、行程や講習内容等スケジュール変更をする場合もございます。