日本一長い名前を持つ山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山（うしおくのがんがはらすりやま）は、山梨県大月市と甲州市の境に位置し、標高1,990メートルの小金沢連嶺に属しています。​その名前は、麓の地名「牛奥」と、雁が腹を擦るほど低く飛んで越えることから名付けられた「雁ヶ腹摺山」に由来しています。

※画像はイメージです。

＜植生と自然環境＞
牛奥ノ雁ヶ腹摺山は、豊かな自然環境を有し、多様な植生が見られます。​山頂付近には、立ち枯れた木々が点在しており、これは「縞枯れ現象」と呼ばれる自然の自浄作用によるものです。​枯れた木々の下には新たな幼樹が育っており、自然の再生力を感じさせます。 ​

また、山頂付近にはトウヒやシラベなどの針葉樹が生育し、周辺部にはダケカンバやナナカマドなどの落葉広葉樹が混成しています。​西側の低山帯にはカラマツ、スギ、ヒノキなどの植林がされ、沢沿いにはミズナラやヤマボウシなどの広葉樹の自然林も発達しています。​

＜動植物と鳥獣保護区＞
この地域は鳥獣保護区に指定されており、多様な動植物が生息しています。​哺乳類ではニホンジカ、イノシシ、キツネ、ニホンザルなどが確認されており、鳥類ではオオルリ、コマドリ、シジュウカラ、ホオジロなどが生息しています。
​また、中心を流れる葛野川にはヤマセミやカワガラスなどの渓流を好む種も確認されています。

＜見どころと展望＞
縞枯れ現象：​山頂付近の立ち枯れた木々は、独特の景観を形成しており、訪れる人々に強い印象を与えます。​
この現象は、自然の自浄作用によるもので、枯れた木々の下には新たな幼樹が育っています。 ​

絶景の展望：​山頂からは、南に富士山、西に南アルプス、北西に奥秩父の山々を望むことができ、特に南側の緩やかな斜面からの眺望は素晴らしいものがあります。​大月市が選定する「秀麗富嶽十二景」の一つに選ばれており、富士山を主役とした美しい風景が楽しめます。

■ ツアー内容

・富士山の絶景を見ながら歩きたい方
・久しぶりに登山に復帰してみたい方
・少し長い距離に挑戦してみたい方
・石井スポーツアドベンチャーズのツアーに参加したことのない方
・ガイドと安全に歩いてみたい方

■ 持物

<日帰り登山装備一式>
□ レインウェア上下
□ 防寒具（ダウンやフリースなど）
□ 登山靴
□ 帽子　
□ サングラス
□ バックパック
□ ザックカバー
□ スタッフバッグ
□ ヘッドライト＆予備電池　
□ トレッキングポール　※お持ちの方のみ
□ 飲み物1L以上　サーモスなど保温ボトルがあると便利です
□ 昼食
□ 救急用具（三角巾・38ｍｍ非伸縮ホワイトテープ・エマージェンシーシート・絆創膏など）
□ ビニール袋
□ トイレットペーパー

■ ガイド

■志村 将行
JMGA登山ガイドステージⅡ ウィルダネスファーストエイド
1977年東京都生まれ。
はじめての山は父と秩父の山へ。大学時代から社会人までは格闘技と武道を経験。
30代で本格的に登山をはじめて、趣味が高じてガイド資格を取得。20年勤めた会社を辞めて、人と山に魅了されて2023年に山梨県甲州市に移住しガイド活動に専念する。
大菩薩嶺をはじめとした甲州アルプスの良さを皆様に知っていただきたく、活動中です。
山で癒されましょう！

■ 注意事項

●当日の天候やルートの状況、ツアーの足並み、交通機関の乱れ等により、安全を考慮し同行者(ガイド・講師)の判断により、行程や講習内容等スケジュール変更をする場合もございます。
●装備品は過不足なく必ずお持ちいただきますようお願いいたします。
●雨天は基本的に決行いたしますが、台風、豪雨、豪雪等によりツアー・イベント実施が危ぶまれる場合は事前に中止となります。

■ おすすめツアー

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