アイゼンやピッケルの刃を感じながら確実なアイゼンワークの習得を目指します。
見よう見まねでもアイゼンを使って歩くことはできますが、入門ルートでも現れる急斜面に確実に対応できるように、講習では一つ一つの技術を丁寧に説明し、繰り返し練習します。柔らかい雪面での訓練とは異なり、八ヶ岳・赤岳などの失敗が許されない硬い中斜面以上の環境で、スリーオクロック技術などを含む確実なアイゼンワークの習得を目指します。

ピッケルの使い方については、歩行時の持ち方や突き方を中心に講習を行い、滑落停止の技術は扱いません。滑落を防ぐためには、まず安全に歩くことが最も重要です。
また、講習の合間には、随時雪山での注意点や装備についても話しますので、雪山に関する疑問や不安を解消し、安心して楽しめる1日にしましょう。

■ ツアー内容

・アプローチで必要なアイゼンなし歩行の基礎。
・アイゼンの装着方法。
・緩斜面・中斜面・急斜面それぞれの登行・下降・トラバース他。
・ピッケルは中斜面でのコンビネーション、急斜面でのダガーポジションなど歩行時に併用する技術を講習。
・滑落停止（セルフアレスト）の演習はしません。
・その他随時雪山での注意事項や道具の選び方、メンテナンスなどの解説。

■ こんな方に

・ピッケル・アイゼンで登る雪山に挑戦してみたい入門者
・前爪のあるアイゼンでの歩行を学びたい方なら入門者から経験者までOK

■ 持ち物

□冬用のハードシェル（レインウェア代用可）
□冬用登山靴（3シーズン用で代用可）
※厚手のウールソックスで防寒対策を行ってください。
□防寒・防水グローブ
□インナーグローブ
□防寒着（厚手のダウン・フリース）
□ネックウォーマー
□ニット帽
□10本以上のアイゼン
□ピッケル
□替えのソックス
□ヘッドランプ
□サングラス
□日焼け止め
□応急用具
□昼食
□ 飲み物（サーモスなど保温ボトルを用意してください）
□行動食
※防寒対策をしっかりと行ってください。

▼一般装備品の詳細はこちらをご参照ください▼

■ ガイド

日本山岳ガイド協会認定ガイドがご案内いたします。

■金井 賢介(かない けんすけ)
・日本山岳ガイド協会登山ガイドステージⅡ
・石井スポーツ登山本店店長
・ペツル社高所作業用品販売資格
30年以上前に登山本店で登山靴を買い、いまでもオールラウンドに登山を続けています。石井スポーツには店員さんに誘われて入社し、甲府店店長を経て現在登山本店店長。八ヶ岳山岳ガイド協会所属、毎日甲府から神田まで通勤しつつ、近場でもなんでもほぼ毎週山に登ることを心がけてます。道具に頼ることの多い現代の登山では道具の正しい使い方が重要で、新しく実践的な情報をお届けします。

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